
Google Search Console の新機能「Search Console Insights」って何?
どんな情報が分かるの?
こんなことを考えている方へ。
この記事のポイントは以下です。
・Google Search Console の新機能「Search Console Insights」を使ってみた
この記事を書いている私は大阪在住のフリーランスです。
東証一部のEC企業で5年勤務した後、フリーランスに転向しました。現在はウェブサイトやECサイトを作ったり、サイト分析をしたり、PMOとして開発案件に参画したり、ブログを書いたりして生活しています。
【新機能】Search Console Insightsとは?【実際に使ってみた】
「Search Console Insights」を一言でいうと以下です。
- 過去28日間のサイトのパフォーマンス(PV・人気のあるコンテンツ・流入経路..etc)をサクっとまとめて見ることができる機能
先日、Google Search Consoleを開いたら「最も人気のあるコンテンツを追跡できます SEARCH CONSOLE INSIGHT」という見知らぬポップアップが出ていました。

どうやら、Google Search Consoleの新機能らしいので使ってみました。
本記事では写真付きで「Search Console Insights」の機能を紹介します。
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まだBETA版らしい
ポップアップをクリックすると「Search Console Insights」のページに移動します。
左上に「BETA」とあります。
まだ試験運用のようです。

ファーストビューには「全期間のページビュー」が表示されています。対象サイトの過去すべてのPV数を見ることができます。

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「サイトの概要」でサイトのパフォーマンスを確認できる
スクロールすると「サイトの概要」というエリアに移動します。
ここでは「過去 28 日間」を計測対象とした以下の実績を確認できます。
No | 項目名 |
---|---|
1 | ページビュー・平均ページビュー時間 |
2 | 期間中に投稿されたコンテンツ |
3 | 人気のあるコンテンツ(PVランキング) |
4 | サイトへのアクセス経路 |
5 | Google検索経由での流入実績(経由PV数、クエリ..etc) |
6 | 他サイトからの流入実績(PV数、サイト名..etc) |
7 | SNSからの流入実績 |
それぞれを実際に見てみました。
- 1.ページビュー、平均ページビュー時間
Google Analyticsと同じような画面です。

- 2.新しいコンテンツ
今回のサイトでは過去28日間でコンテンツの追加がなかったので空欄になっています。コンテンツ投稿後は、反映まで1時間ほどかかるそうです。

- 3.最も人気のコンテンツ
PVの多い順にランキング形式になっています。
「タイトル」「上位の検索クエリ」「PV数」「滞在時間」をサクっと確認できます。サムネイルも一緒に表示されるのでわかりやすいです。

- 4.サイトへのアクセス経路
「オーガニック検索(organic)」「直接(direct)」「参照元(referral)」別のシェアを確認できます。

- 5.Google検索
Google検索経由でのPV数やクエリを確認できます。通常のSearch Consoleでも、もちろん見ることはできますが、サクっと確認するにはこちらの方が見やすいですね。

- 6.他サイトからの参照リンク
他サイトからの流入実績を見ることができます。

- 7.ソーシャルメディア
SNS経由の流入実績を見ることができます。

「サイトの概要」の一番下には「完全なデータを取得する」というタイトルで「Google Analytics」と「Google Search Console」のリンクが貼ってあります。

「Search Console Insights」はあくまでサクっと確認するためのサマリであって、詳しいデータ解析はそれぞれを使ってくださいね、という意味ですね。
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Search Console Insightsとは?

Search Console Insights ってなに?
公式の説明はあるの?
という疑問を持っている方へ。
Googleのヘルプに書いてある説明文を引用して掲載します。
Search Console Insights とは何ですか?
Search Console Insights は、コンテンツ クリエイターとパブリッシャー向けの新しいエクスペリエンスです。オーディエンスが自サイトのコンテンツをどのように見つけ、何に興味を引かれるのかを把握するのに役立ちます。この新しいエクスペリエンスは、Google Search Console と Google Analytics の両方のデータに基づいています。
Search Console Insights は何に役立つのですか?
Search Console Insights は、サイト所有者、コンテンツ クリエイター、ブロガーが自分のコンテンツのパフォーマンスを詳しく把握するのに役立ちます。たとえば、次のような疑問の答えを得るのに役立ちます。
1.最高のパフォーマンスを示しているコンテンツは何か?
2.新しいコンテンツのパフォーマンスはどうか?
3.自分のコンテンツはウェブでどのように発見されるのか?
4.自分のコンテンツにユーザーがアクセスする際、Google で何を検索したのか?
5.自分のウェブサイトとコンテンツをユーザーに紹介しているのは、どの記事か?
全文は以下のページから確認できます。
Search Console Insightsを使うにはGoogle Analyticsとの連携が必要
Search Console Insights を利用するにはGoogle Analyticsとの連携が必要です。
連携前の状態で「Search Console Insights」を開くと、以下のように連携を促すメッセージが表示されます。

「詳細」をクリックすると詳しい説明を読むことができます。「Google Analyticsと連携するとより役立つ情報を提供できますよ」と書かれています。

指示に従って、Search Console Insights と Google Analytics を連携させます。
まずは右上の歯車アイコンをクリックします。

「今すぐ関連付け」を押下します。

すると、Search Consoleの管理画面へと移動します。
「関連付ける」を押下します。

続いて、Google Analyticsと関連づけるプロパティを選択します。複数のプロパティを所有している場合は、紐付けを間違えないようにしましょう。

関連付けるプロパティを選択したら、確認画面が表示されます。
問題なければ「関連付ける」を押下します。

Search ConsoleとGoogle Analyticsとの連携が始まります。
画面が切り替わり、「関連付けられているサービス」の欄にアカウントが正しく表示されていれば完了です。

また、関連付けが完了するとサイト管理者にメールが届きます。

これでSearch ConsoleとGoogle Analyticsとの連携が終わりました。
もう一度、Search Console Insightsを見てみましょう。
より詳しい情報が表示され、サイトの分析が可能になっています。

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まとめ
この記事のポイントをまとめます。
「Search Console Insights」を一言でいうと以下です。
- 過去28日間のサイトのパフォーマンス(PV・人気のあるコンテンツ・流入経路..etc)をサクっとまとめて見ることができる機能
「過去 28 日間」を計測対象とした以下のパフォーマンスを見ることができます。
No | 項目名 |
---|---|
1 | ページビュー・平均ページビュー時間 |
2 | 期間中に投稿されたコンテンツ |
3 | 人気のあるコンテンツ(PVランキング) |
4 | サイトへのアクセス経路 |
5 | Google検索経由での流入実績(経由PV数、クエリ..etc) |
6 | 他サイトからの流入実績(PV数、サイト名..etc) |
7 | SNSからの流入実績 |
今回の記事はここまでです。