
フリーランスは「事業用」と「プライベート用」でクレジットカードを分けた方がいいのかなぁ?
それぞれのメリットとデメリットを知りたい。
あと、フリーランスにおすすめのクレジットカードがあれば一緒に知りたい。
こんなことを考えている方へ。
この記事のポイントは以下です。
・クレジットカードを「分ける場合」と「分けない場合」のメリットとデメリット
・現役フリーランスである私のケースを紹介【分けていません】
・フリーランスにおすすめのクレジットカード3選【年会費無料】
この記事を書いている私は大阪在住のweb制作フリーランスです。
東証一部のEC企業で5年勤務した後、フリーランスに転向しました。現在はウェブサイトを作ったり、ECサイトを作ったり、サイト分析をしたり、ブログを書いたりして生活しています。
フリーランスはクレジットカードを分けるべき?【私は一緒です】

フリーランスは「事業用」と「プライベート用」でクレジットカードを分けるべき?
そんな疑問に答えるため、それぞれのメリットとデメリットを検討します。
まとめるとこちらです。
- クレジットカードを分けるメリットとデメリット
【メリット】
・プライベートな支出と経費を分けることができる
・帳簿を付けるのが楽になる
・カードの年会費を経費にできる
【デメリット】
・会計のたびにカードを使い分けるのが手間
・管理する対象が増えるので手間
- クレジットカードを分けないメリットとデメリット
【メリット】
・カードの使い分けが不要
【デメリット】
・プライベートの支出を除いて帳簿を付ける必要があるので手間
詳しく解説します。
なお、私はカードを分けていません。
仕事もプライベートも同じクレジットカードを利用しています。
クレジットカードを分けるメリット・デメリット
まず、クレジットカードを分けるメリットは以下です。
①プライベートな支出と経費を分けることができる
②帳簿を付けるのが楽になる
③カードの年会費を経費にできる
順番に解説します。
- ①プライベートな支出と経費を分けることができる
カード自体を分けるので「プライベートで使った支出」と「仕事の経費」を綺麗に分けることができます。
カードを分ける一番のメリットはここでしょう。
- ②帳簿を付けるのが楽になる
仕事用のカード明細には「仕事の経費」のみが記載されているので、帳簿を付けるのが楽になります。
もし、カードを分けない場合は経費の中にプライベートな支出が紛れます。
まめに帳簿を付けているなら良いのですが、記帳をサボっていると、経費なのかプライベートなのか分からなくなりミスがおきます。
- ③カードの年会費を経費にできる
仕事用カードの年会費は経費にできます。
勘定科目は「支払い手数料」や「諸会費」になります。
クレジットカードの年会費を経費にする条件
クレジットカードには、個人用と事業用があります。
個人用のクレジットカードは個人の名義で発行し、用途はプライベートな買い物にのみ限られています。対する事業用のクレジットカードは、個人事業や会社の名義で作ります。カード上には個人名が記載されますが、会社名が印字されることもあり、用途は事業の経費精算に限られます。
こういった理由から、事業用のクレジットカードはビジネスカード、法人カード、コーポレートカードとも呼ばれます。
年会費を経費に計上できるのは、後者の事業用クレジットカード。会社経費の精算目的で作られていない個人用クレジットカードの年会費は、経費計上することができません
クラウド会計ソフトfreee - クレジットカードの年会費を経費にするための条件 >>
続いてクレジットカードを分けるデメリットは以下です。
①会計のたびにカードを使い分けるのが手間
②管理する対象が増えるので手間
順番に解説します。
- ①会計のたびにカードを使い分けるのが手間
事業用と個人用でカードを分けた場合、

この買い物は【経費】だからこっちのカードで払おう!

この買い物は【プライベート】だからこっちのカードで払わないと!
といった判断を毎回要求されることになります。
これが面倒です。
しかも、

しまった・・・!
これは経費だから、こっちのカードで払わないといけなかった・・・orz
といった形で、支払いカードを間違える可能性もあります。
また、経費かどうかの判断は微妙な時もありますし、家事按分のケースもあります。
自宅兼事務所の家賃など、ある支出がプライベート用と事業用の双方が混ざったものである場合、事業で使用する比率分のみを経費に計上します。これを家事按分(かじあんぶん)といいます。
クラウド会計ソフトfreee – 家事按分を登録する >>
- ②管理する対象が増えるので手間
仕事用とプライベート用でカードを分けると、支払いを2つ管理する必要があります。
両方のカードの支払い金額、それぞれの支払日を把握していないと、残高不足やキャッシュフローのズレなどが起きます。
クレジットカードを分けないメリット・デメリット
クレジットカードを分けないメリット・デメリットを解説します。
【メリット】カードの使い分けが不要
プライベートも仕事用も1つのカードで、何も気にせず決済できます。後々、帳簿をつける際に仕分けする必要はありますが「経費かどうかの判断」や「家事按分の支出」についても、気にせず決済できて楽です。
【デメリット】プライベートの支出を除いて帳簿を付ける必要があるので手間
当たり前ですが、クレジットカードの明細には「プライベートの支出」と「仕事の経費」が混じっています。確定申告に備えて、正確に仕分けないといけません。
とはいえ、帳簿管理の煩雑さはクラウド会計ソフトを使うことで解決できます。管理画面上でボタン一つで「仕事の支出」と「プライベートの支出」に仕分けできるので、簡単です。
私は「クラウド会計ソフトfreee」を使っています。
個人事業主向けのプランで月1,000円強です。
日々の帳簿付にとられる時間を考えれば、使わない理由がありません。
私はクレジットカードを分けていません【体験談】
色々書きましたが、私は仕事用とプライベートでクレジットカードを分けていません。
理由は以下のデメリットが強いためです。
- 経費かプライベートを判断してカードを切るのが面倒
- プライベートで切ったけど「実は経費にできた」みたいな支出がありそう
- 絶対いつか間違える(経費をプライベートのカードで切るなど)
仕事もプライベートも共通のカードを使っているので、当然クレカ明細はごちゃまぜです。
これをミスなく仕分ける必要があります。
私の場合は「クラウド会計ソフトfreee」活用しています。
会計ソフトのお陰で経理処理が爆速で終わるので、クレジットカードが一緒でも困っていません。
でも会計ソフトのおかげでスムーズな経理が可能です
私は仕事用とプライベート用でクレジットカードを分けていません。

経理処理が面倒では?
と思われるかもしれませんが、会計ソフトのおかげで経理処理はスムーズに終わります。
私が使っているのは「クラウド会計ソフトfreee」です。
クレジットカードの明細情報とfreeeを自動連携しているのですが、管理画面上で勘定科目をポチポチ選ぶだけで、記帳が完了します。
プライベートな支出・収入は「事業主貸」もしくは「事業主借」で処理すれば、事業の支出に影響しません。
クレカとfreeeを連携すると、以下のように管理画面にクレカの明細が同期されます。

あとは1行ずつ勘定科目を入れていくだけです。
たとえば、表中の「Amazon Downloads」はプライベートな支出だったので「事業主貸」で処理をしました。
参考:フリーランスにおすすめクレジットカード
フリーランスにおすすめのクレジットカードを3つ選抜しました。
どれも年会費無料です。
こちらの記事で詳しく解説しています。
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いま会社勤めならフリーランスになる前にクレジットカードを複数作っておきましょう。
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まとめ
この記事のポイントをまとめます。
クレジットカードを「分ける場合」と「分けない場合」のメリットとデメリットはこちらです。
- クレジットカードを分けるメリットとデメリット
【メリット】
・プライベートな支出と経費を分けることができる
・帳簿を付けるのが楽になる
・カードの年会費を経費にできる
【デメリット】
・会計のたびにカードを使い分けるのが手間
・管理する対象が増えるので手間
- クレジットカードを分けないメリットとデメリット
【メリット】
・カードの使い分けが不要
【デメリット】
・プライベートの支出を除いて帳簿を付ける必要があるので手間
なお、私は分けていませんが「クラウド会計ソフトfreee」のおかげで経理処理はスムーズに終わります。
今回の記事はここまでです。