【書評・レビュー】商品売るならShopify 世界標準かつ最先端のECサイト構築入門

商品売るならShopify 世界標準かつ最先端のECサイト構築入門

・Shopifyを使ってビジネスを始めたいから、そのイロハを知りたい!

・なぜいまShopifyがこんなにも選ばれているの?

・他のECカートサービスとの違い&強みは何なの?

・Shopifyで成功している国内事例を知りたい!

こんなことを考えている方はいませんか?

商品売るならShopify 世界標準かつ最先端のECサイト構築入門」はその悩みを解決してくれるおすすめの本です。

著者は株式会社フルバランス代表取締役の角間実氏。「Shopifyエキスパート」として、ストア構築・各種講演・アプリ開発を行っている方です。

【世界最大規模のECプラットフォーム「Shopify」日本初の解説書】

Shopifyでビジネスを始める人が最初に読む本。世界標準かつ最先端のECサイト構築入門。D2D時代の主役となるShopifyを完全攻略。国内の成功事例も徹底解剖。

この記事を書いている私は大阪在住のweb制作フリーランスです。

東証一部のEC企業で5年勤務した後、フリーランスに転向しました。現在はウェブサイトを作ったり、ECサイトを作ったり、サイト分析をしたり、ブログを書いたりして生活しています。

最近仕事でShopifyを扱うことが増えてきました。

本の要点まとめ – 3つ

Shopifyとは「機能拡張ができるレンタル型の通販カートシステム」。拡張性に優れているので、サイト運営者のさまざまな課題を解決できる。
Shopifyのデザインテーマは世界中のクリエイターによって作られている。世界で通用するシンプルで高品質なデザインが揃っているので、ノーコードでイケてるサイトが作れる。
Shopifyは基本機能でも十分EC機能は備わっており、低コストでサイトをローンチできる。機能を増やしたかったら、随時追加していける。「まずは始めてみて、改善を続けて育ていく」というやり方ができる。

参考になったポイントを抜粋 – 10個

読んでいた気になったポイントや参考になったポイントを10個抜き出しました。

太字で斜体の部分が本書からの引用
・その下が私のコメント
・カッコ( )内は該当するページナンバー

Shopifyを一言で表すと「機能拡張ができるレンタル型の通販カートシステム」です。レンタル型なのに機能拡張が追加できる。この一点によりネットショップ運営者にあったさまざまな課題を解決し、「アマゾンキラー」と呼ばれるほどに成長しました。(p.5)

この機能拡張ができるというのが魅力的です。無料・有料のアプリを使って好きな時にサイトを拡張できます。まずは最低限の機能でローンチして、徐々に増やしていく方法がおすすめです。

Shopifyはグローバルシェア世界一のECサイト構築プラットフォームであり、じつに175カ国、100万人以上、50言語、130カ国以上の通貨に対応可能です。2018年に日本語対応が進んで以降、国内でも利用者が急増しています。(p.21)

ここ2〜3年で日本での知名度が一気に上昇しました。利用者が増えるにつれてレファレンスも増えて、少しずつ日本語対応も進んでいます。

アマゾンや楽天といったショッピングモールに出店することは、数多くの顧客に売ることができますが、一方で販売データ、顧客データを管理することはできません。しかし、自社プラットフォームであれば、顧客データを獲得し、自社で管理することで、マーケティング施策に活用することが可能です。(p.31)

顧客情報を獲得・活用できる点が自社サイト構築の最大のメリットです。一方で集客は非常に大変です。顧客マーケティング云々の前に集客できずに売上が立たない可能性もあります。広告活用、SNS活用、定期的で良質なコンテンツ発信(ブログなど)は必須になります。

インスタグラムとShopifyは販売の名コンビ(中略)
①インフルエンサーほか投稿者からの影響で商品を購入してもらえる
②利用シーンや活用アイディアなど「モノ」ではなく「コト」に特化した訴求ができる
③広告費の削減(p.45)

インスタのフィード表示やインスタショッピングとの連携。Shopifyとインスタを連携するアプリがリリースされています。私も案件でよく使っています。

Shopifyはもともと海外発。世界中で使われているシステムのため、デザインテーマも世界中のクリエイターによって作られていることから、世界で通用するシンプルで高品質なデザインが揃っています。(p.50)

たしかに魅力的なデザインが多いです。ただ一方で日本のECサイトではあまり見ないデザインもあります。日本国内のユーザーにとって馴染みのないUIだと、CVRに影響が出ます。テーマ選定は慎重に。

Shopifyでサイトを作るなら、スタートの時点では機能は最小限でよいのです。必要な機能は「アプリ」と呼ばれる拡張機能で追加していきます。(p.68)

この部分は本当に共感しました。Shopifyなら本気を出せば数日でストアをオープンできます。まずは事業をスタートさせて、事業の成長速度に鑑みながらデザイン性の向上・機能の拡張を図っていくべきと考えています。

Shopifyの魅力を大きく分けると3つ。1つ目はまずスクラッチで作るより圧倒的にページを作るコストが少ない。それはお客様が見るページだけではなく、運用者が扱う管理ページもしかりです。(中略)2つ目はサードパーティにアプリが解放されていること。(中略)3つ目はキャッシュの回転速度が短いということです。(p.101)

これは、Shopify活用事例のインタビューの中で、スニーカー販売のサイトを運営されている方のコメントです。①コストと②拡張性は魅力的ですが、③のキャッシュの回転速度も他のASPにはない魅力があります。売上の振込は最短で一週間ごと。超早いですよね。

アプリ同士の相性には苦労しました。新しいアプリを入れるとバグが出ることは頻繁にあって(中略)しんどかったかな。(p.108)

外部アプリを入れると不具合の危険があるのはWordPressと同じです。私はliquidカスタマイズで完結できるなら、できるだけアプリは使わないようにしています。

BASEは簡単ですが、データの管理とかが初心者向けな印象を持っていました。本格的運用の手前までは相当程度できるという印象がShopifyにはありました。(p.124)

BASEのサイト構築も経験がありますが、Shopifyの管理画面に比べると相当シンプルです。できることが限られていて、シンプルでいい。「とりあえずネットショップを始めたい」「売れるかどうか分からない」「ネットがそこまで得意でない」方はBASEの方が選択肢に入るかと。

Shopifyは基本機能でも十分EC機能は備わっており、低コストで始められます。拡張したくなったら随時追加していける。つまり、小さくはじめて大きく育てていけるのです。(p.228)

Shopifyとの付き合い方はまさにこの一文にまとめられていると感じました。デザインやコーディングに時間をかけずに、まずはサイトをオープンする。そして、事業の拡大とともにカスタマイズやアプリの導入を行っていく。

実践ポイント – 3つ

本書を読んで、今後自分の生活や仕事に活かしたいポイントを3つまとめました。

Shopifyのサイト構築においては「まずは始めてみて、改善を続けて育てていく」というスタンスが大切。
自社ECの集客は超大変なので、相性のいいInstagramと連携必須。
世界基準のテンプレートデザインの質は高い。しかし、日本人には馴染みのないUIもあるので、吟味が必要。

著者について

角間 実(かくま みのる)
・デザインエンジニア/IT事業創造コンサルタント
・株式会社フルバランス代表取締役
・Shopify公認エキスパート
・Shopifyエキスパートとして、各種講演、ネットストアの企画・制作事業、Shopify独自・公式アプリ開発を進めている

本の基本情報

書籍名商品売るならShopify 世界標準かつ最先端のECサイト構築入門
著者角間実(かくまみのる)
出版社フォレスト出版
出版日2020/12/16
本の長さ224ページ
目次第1章 なぜ、今Shopifyが選ばれるのか
第2章 Shopifyだからこそできること
第3章 Shopify活用事例(ロングインタビュー編)
第4章 Shopify活用事例(回答編)
第5章 さっそくShopifyでストアを作ろう! ――超簡単ECサイト構築法
第6章 Shopifyサイト構築におけるトラブル“あるある”解決集
巻末付録 Shopify とECサイト制作用語集

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

商品売るならShopify 世界標準かつ最先端のECサイト構築入門」は、以下を考えている人におすすめの本です。

・Shopifyを使ってビジネスを始めたいから、そのイロハを知りたい!

・なぜいまShopifyがこんなにも選ばれているの?

・他のECカートサービスとの違い&強みは何なの?

・Shopifyで成功している国内事例を知りたい!

本の概要は以下です。

【世界最大規模のECプラットフォーム「Shopify」日本初の解説書】

Shopifyでビジネスを始める人が最初に読む本。世界標準かつ最先端のECサイト構築入門。D2D時代の主役となるShopifyを完全攻略。国内の成功事例も徹底解剖。

今回の記事はここまでです。

この記事を書いた人

hiro

美味しいご飯とお酒と一人旅が好き。EC企業に5年▶︎web制作フリーランスへ。ECサイト制作、デザイン、コーディング、サイト分析、CVR改善、ブログ書いたりして生活しています。

旅行ブログ「アジアをひとりで旅してみたら」も運営中。