
会社員として働いているけど、近々フリーランスに転向しようと思っている。
でも正直、色々と不安がある・・・。
フリーランスになる前にやっておくべき事を教えてほしい。
あと、フリーになった後にすぐにやるべきことも教えてほしい。
こんなことを考えている方へ。
この記事のポイントは以下です。
・会社員からフリーランスになる前にやった方がいいこと
・フリーランスになった後にすぐやった方がいいこと
この記事を書いている私は大阪在住のweb制作フリーランスです。
東証一部のEC企業で5年勤務した後、フリーランスに転向しました。現在はウェブサイトを作ったり、ECサイトを作ったり、サイト分析をしたり、ブログを書いたりして生活しています。
先日こんなツイートをしました。
この記事では上記のツイートを掘り下げます。
会社員からフリーランスになる前にやった方がいいこと【経験者は語る】
私の経験上、会社員からフリーランスになる前にやった方がいいことは以下です。
順番に解説します。
固定費を下げる
フリーランスの収入は不安定なので、固定費を下げましょう。
独立直後は特に収入が安定しません。
とはいえ、急に固定費を削るのも大変です。会社員時代から少しずつ不要なものを削りましょう。
私の場合は、使っているのかよく分からないサブスク系サービスを解約しました。
あと、家賃が安い物件に引っ越しをしました。
退職に伴い福利厚生の家賃補助がなくなったので、家賃を下げた形です。
12万/月→6万/月くらいになりました。
固定費削減は、あくまで「無駄を削る」という意味です。
極端に生活水準を下げろ、という意味ではないです。必要なものはしっかり買いましょう。
削減の例は以下です。
- 格安スマホに変える
- サブスクリプション系のサービスを解約
- 飲み会の回数を減らす
- 家賃を見直す(引っ越す)
ちなみに、固定費を下げる最強の方法は実家で暮らすことです。
家賃代が削減できるだけでも相当なメリットです。
貯金をしておく
繰り返しですが、独立直後は収入が不安定です。
当面の間、生活できるだけのお金は貯めておきましょう。
独立後すぐに仕事にありつけたとしても、納品〜請求締日〜支払日までタイムラグがあります。
納品の2ヶ月後にようやく入金、なんてこともザラです。
私の場合は、とりあえず1年は無収入でやっていける金額は用意していました。
この貯金がなかったら、フリーになる勇気はなかったかもしれません。
貯金は最低でも、
- 半年間無収入でも暮らせる金額
はあった方がいいです。
毎月15万で暮らせるなら90万円ですね。

固定費を極力削減するとして、自分は毎月いくらで暮らせるか?
この点をしっかりと考える必要があります。
家賃、光熱費、食費、通信費、交通費、交際費・・・etc。
細かく内訳を出して、毎月の支出を計算します。
私は19万/月で計算していました。
ちなみに、この計算を行うと税金の高さに驚くことになります。
クレジットカードをつくる
在職中にクレジットカードを作っておきましょう。
おすすめは以下の3つです。
- 楽天カード | 楽天ポイントで賢く暮らす >>
フリーランスになった後にすぐやるべきこと
フリーランスになった後にすぐやるべきことはこちらです。
開業届を出す領収書をすべて保管する(なる前からも!)フリーランス向けの保険に入る順番に解説します。
開業届を出す
開業届はなるべく早く出しましょう。
「いつかやろう」と思っていると忘れます。開業届を出さなくても罰則はありませんが、確定申告で「青色申告」を利用する場合は届出が必須です。
開業の年から青色申告を利用したい場合は、必要書類を開業後2ヶ月以内に出す必要があります。
開業届と一緒に提出しましよう。
開業届を提出しなくても、罰則はありません。
しかし、事業所得が一定以上発生した場合は確定申告が必要で、さらに、確定申告時に青色申告を利用したいのであれば、開業届を提出しなければなりません。
これは、青色申告承認申請書(正式名称は「所得税の青色申告申請書」)を税務署に提出するためには開業届の提出が必要だからです。
つまり、開業届を提出しなければ、青色申告は利用できません。
※なお青色申告承認申請書は、開業から2か月以内に提出する必要があります。税務署に二度足を運ぶ手間を考えると、開業届と青色申告承認申請書は同時に提出した方が良いでしょう。
青色申告と開業届の基礎知識!青色申告のメリットと白色申告との違い領収書をすべて保管する
これって経費になるかな?
など、いちいち考えずに領収書はすべて貰って、すべて保管しましょう。
全て取っておけば、後で困ることはないです。
私は独立直後、領収書を結構もらい忘れていたので後悔しています。
また、フリーランスになるための準備費用(研修や備品購入など)も経費にできます。「開業費」という項目です。
なので、“フリーランスになる前”の領収書も保管しておきましょう。
フリーランスの税金と経費については「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
」を読んでおけばOKです。
私も読みましたが、フリーランスのお金の話がコンパクトに整理されている良書です。漫画なので、サクサク読めます。
フリーランス向けの保険に入る
フリーランス向けの保険に入っておきましょう。
私は「フリーランス協会」の賠償責任保険に入りました。
フリーランスにありがちなリスクをまるっとカバー!
業務遂行中の対物・対人の事故だけでなく、情報漏えいや納品物の瑕疵、 著作権侵害や納期遅延など、フリーランス特有の賠償リスクに備え、 国内初の幅広い補償を実現!
フリーランス協会 – 賠償責任保険 >>年会費1万円で、業務中に発生した事故に起因する損害賠償を補償してくれます。フリーランスは誰も守ってくれないので、自分の身は自分で守りましょう。
ちなみに、フリーランス協会に加入すると福利厚生として、色々なサービスを割引価格で利用できます。
たとえば、Chatworkのパーソナルプラン(月額400円)が無料で利用できます。
参考:フリーランスになる前にお金を貯めておきましょう
フリーランスになる前にお金を貯めておきましょう。
お金との付き合い方を知るには「本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長)
」がおすすめです。
収入が不安定なフリーランスが社会的信用を得るのは大変です。とくに初年度は収入の証明ができないため、賃貸物件の審査、クレカの審査等々で難儀します。
フリーランスが収入をいきなりUPさせるのは大変です。私は、万が一に備えて15ヶ月くらいは無収入で生活できるだけの資産を確保していました。
固定費(支出)の見直しや長期的な目線での投資を活用して、お金との付き合い方を知り、資産を増やしておきましょう。
参考:フリーランスの税金とお金に詳しくなりましょう
フリーランスの税金・お金については「お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
」がおすすめです。
そもそも税金って何を払うの?
どこまで経費にしていいの?
節税する方法があるって本当?確定申告って何から手をつければいいの!?
何がわからないかもわからない!という疑問に答えてくれます。
中身はほぼ漫画でして、サクっと読めます。私も読みましたが「どこまで経費にしていいの?」という話が一番参考になりました。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
私の経験上、会社員からフリーランスになる前にやった方がいいことは以下です。
- 固定費を下げる
- 貯金をしておく
- クレジットカードをつくっておく
- 治療を終わらせる(歯医者とか)
フリーランスになった後にすぐやるべきことはこちらです。
- 開業届を出す
- 領収書をすべて保管する(なる前からも!)
- フリーランス向けの保険に入る
今回の記事はここまでです。